睡眠障害や不眠は社会全体に広く蔓延しています。特に、24時間社会化が進んだ1990年代からその傾向が強まり、様々な睡眠に関する調査が行われはじめました。そして、2000年のバブル崩壊を過ぎた後、嵐のような激烈なリストラが進み社会構造が急激に圧迫しだしてストレスの強い時代となり、リストラを免れた人も多残業による生活の夜型化が進み、睡眠障害、不眠が一気に増加しました。
そして大変驚くべきこと、子供の世界まで広がって睡眠障害や不眠に悩む子供が急増しています。子供だからといってストレスが無いわけではなく、いじめや不登校の増加に見られるように、学校社会の中にもその精神的な未熟さからくるストレスが満ち溢れているのです。また、子供も、夜の塾通い、携帯電話やゲームの普及により夜型生活に拍車をかけているのです。
したがって、睡眠障害や不眠は、子供から大人まで世代を問いません。4,5人に1人が睡眠障害や不眠であるという調査結果が既に出ており、特に子供の場合は、健全な心身の成長そのものに影響を与えるので、大きな問題と言えます。将来の日本を支える健全な世代が育ちにくい可能性を秘めているのです。
私達は、このような時代の流れに流されていては、自分自信を見失ってしまいます。自分自身で健全な成長や生活をができ、睡眠障害、不眠、うつ病などにかからないよう、しっかりと自己防衛できる価値観を持つことが求められているのです。
睡眠は生命エネルギーです。そして、睡眠障害や不眠はその生命エネルギーを奪い、様々な疾患を引き起こします。人生を元気に有意義に生きるために、睡眠障害や不眠を克服して、生命エネルギーに満ち溢れた生活をしましょう!