昼寝の効用

最近、昼寝をとることが推奨されています。しかし、子供の昼寝のようなぐっすりのるのではなく、うつらうつらという感じで15分から20分です。なんだか欲求不満になりそうな感じですね。

ところが、これが医学的に効果があることが確かめられているのです。この短時間の睡眠が心身をリラックスさせ疲労を取ってくれるのです。ぐっすり熟睡してしまうとスッキリと起きれなくなりダメだそうです。昼休みなどを利用して行ってみてください。

しかし、問題は女性の場合ですね。女性ばかりの職場ならともかく、男女が入り交じっているなかで、昼寝をするのは難しいように思います。別の会議室でもかりて、グループで昼寝タイムを作るのも良いかも知れません。

犬や猫を見ているとわかりますが、そのような動物は、食事をした後はとくに横たわって眠っていることが多いです。人間の遺伝子も、昼寝をするようにできているそうで、睡眠と覚醒の一般的なグラフを見ると、やはり、食事後の1時から2時位に睡眠に近づいています。実感としても、昼食後の1時から2時くらいの間は眠くてしょうがない時がありますね。

また、世界の中では昼寝の習慣を持っている国があります。私が訪問した過去とのあるスペインもそのひとつでした。昼寝の習慣がある人たちは、心身ともに健康な生活をしていると言われています。昼寝により、疲れやストレスが軽減されるためでしょう。

特に、仕事が忙しくて激務をこなしている方は、昼寝をうまく仕事のリズムの中に組み込みましょう。疲れがとれて作業効率があがり、ストレスがさがって血圧も安定するので、身体をいたわる意味で大きな効果を期待できます。もし、昼寝をするならば、習慣化して、夜の睡眠サイクルとうまくリズムを合わせることを行うことをお薦めします。

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