食生活も、良質な睡眠を得るためには重要な要素です。ポイントは、栄養バランスで偏りがないことです。これは特に睡眠を前提とせずとも言えることなので、当たり前すぎて、あまりアドバイスにもなりませんが、野菜、果物、炭水化物、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどを、意識的にバランスよく摂取しましょう。
食事の量については、あまり知られていませんがので、注意を喚起しておきますと、朝は適量で負担を少なくし、昼食はたっぷりと食べエネルギーをとり、夕食は少なめとるのが原則と言われています。特に、脂肪の多い食べ物は、体内で脂肪分を分解するのに時間がかかり、胃の消化活動が夜中まで続くため、眠ることを考えると非常に良くない食べ物です。よる、腹時計である胃を動かさないように気をつけなければなりません。
逆に、体に良いものは、昆布、のり、ワカメ、黒ゴマなどの黒っぽい色のものです。これらの食べ物は、体の調子をうまく整えてくれます。食パンなら胚芽パン、お米なら玄米の方が豊富にバランス良く栄養が含まれています。
ぐっすり睡眠をとることを考えると、リラックスすることが重要なので、カルシウムを多く取ることが有効です。カルシウムを多く含む食品は、乳製品、小魚、海草などです。
本来は、このようなバランスのよい食事をととることが自然でよいのですが、それが難しい場合は、サプリメントで補給しても良いのではないでしょうか。アメリカなどではサプリメントの規格もしっかりしていて、日本とは比べものにならないくらいのサプリメントが販売されています。