高照度光療法は睡眠障害、冬季うつ病、うつ病に有効であることを紹介しました。光療法は、午前中に光をあびることが基本ですが、これらの患者の症状の場合、午前中に十分に太陽光を浴びることは実際には難しい場合が多くみられます。
そのような場合には、一般の照明器具に比べて格段に照度の高い高照度光療法器具が販売されているので、それを使って室内に居ながらにして上手く午前中に光を浴びる環境をつくって治療する方法があります。
高照度光療法器具というと、ブライトライトMEという機種が標準的に広く使用されています。また、医療機関向けの光療法器具としてはブライトライトME Proがあるようです。他にも何種類かの高照度照明が販売されているようなので、用途に応じて一度インターネットで調べてみると良いでしょう。
ただ、残念なことに、この種の器具は需要が少ないため、普通の電気店では扱っておらず、通信販売でしか扱われていません。手にとって見ることができないのがネックとなります。
したがって、インターネットでまずよく調査した上で、直接電話していろいろと質問してみるのがよいでしょう。一般人にとっては慣れない器具なので、何件か電話して良く確認してから購入しても遅くはないでしょう。それに、質問していくうちに知識もついてくるので、より適確な選択ができるかと思います。